Debianで確定申告2022 (e-Tax)

Date: 2023/02/28 (initial publish), 2023/09/25 (last update)

Source: jp/note-00057.md

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確定申告

日本の国税庁のウエッブサイト からクリックしていくと、一見以下のようなWindows・Mac環境のみを推奨する説明なので、 これら以外からの電子申請が無理な感さえ受けます。

e-tax compat image win e-tax compat image mac

実際にはDebian GNU/Linuxシステムからでも、以前から制約が甘い「ID・パスワード方式」 を選べば、さすがに「推奨環境」には挙げてもらえていませんが、拒否されること無く Debianで申請ができました。実際に私も使用していました。

以前は専用カードリーダーが必要な問題他もあったので、敢えて「マイナンバーカード」利用 にチャレンジしていませんでした。

2023年の2月からスマホと連携できるようになり「マイナンバーカード」を 使っての申請が簡単にできるようになりました。ただ、「マイナンバーカード」 を利用しようとすると、過去の専用カードリーダーと同様で ユーザー・エージェントチェックに引っかかり前に進めなくなります。

e-tax UA block image

結局今年は,「医療費集計フォーム」はDebian上のLibreOfficeで作成しましたが、実際の2022年度分の申請にはとりあえず 上記ユーザー・エージェントチェック問題を避けるべくWindows10のPCのChromeを使いました。

無事申請し終わってみて振り返ると、Debianを使っての申請ができないのは、どう考えても 前時代的なユーザー・エージェントチェックだけが理由の気がしました。

申請に当たってはバイナリープログラムの導入等は一切ありませんでした。スマホとの連携は スクリーン表示なので、デバイスドライバーが引っかかるような障害があるとも思えません。

ユーザー・エージェント文字列というメカニズム自体、すでにgoogleが非推奨としている 中で、何か簡単に文字列を変えるツールは無いものかと探しました。良いのがあります

Chromeでこれを試してみました。Debian上のChromeでWindowsのふりの設定ができます。

UA-SM

この設定をした後は、上記のようにユーザー・エージェントチェックに引っかかり前に進めなくなることはなく、どうも何事もなく前に進めていました。(最後までしたわけでは無いんですが…)

医療費控除やふるさと納税のために来年度確定申告する際には、これを試します。

NOTE: Chromiumでも、Googleアカウントにloginする必要はありますが、Chromeと同じextensionが導入できます。

マイナポータル

2023-09-24現在、スマホのQRコード読み取り機能を使って、上記同等のUser-Agent Switcherを設定したPC(Linux)のフラウザー経由でWindows 10環境のふりをすると「マイナポータル」へのログインをしてのアクセスが可能です。ポイントは以下です。

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