Previous Post | Top | Next Post |
TOC
確定申告
日本の国税庁のウエッブサイト からクリックしていくと、一見以下のようなWindows・Mac環境のみを推奨する説明なので、 これら以外からの電子申請が無理な感さえ受けます。
実際にはDebian GNU/Linuxシステムからでも、以前から制約が甘い「ID・パスワード方式」 を選べば、さすがに「推奨環境」には挙げてもらえていませんが、拒否されること無く Debianで申請ができました。実際に私も使用していました。
以前は専用カードリーダーが必要な問題他もあったので、敢えて「マイナンバーカード」利用 にチャレンジしていませんでした。
2023年の2月からスマホと連携できるようになり「マイナンバーカード」を 使っての申請が簡単にできるようになりました。ただ、「マイナンバーカード」 を利用しようとすると、過去の専用カードリーダーと同様で ユーザー・エージェントチェックに引っかかり前に進めなくなります。
結局今年は,「医療費集計フォーム」はDebian上のLibreOfficeで作成しましたが、実際の2022年度分の申請にはとりあえず 上記ユーザー・エージェントチェック問題を避けるべくWindows10のPCのChromeを使いました。
無事申請し終わってみて振り返ると、Debianを使っての申請ができないのは、どう考えても 前時代的なユーザー・エージェントチェックだけが理由の気がしました。
申請に当たってはバイナリープログラムの導入等は一切ありませんでした。スマホとの連携は スクリーン表示なので、デバイスドライバーが引っかかるような障害があるとも思えません。
ユーザー・エージェント文字列というメカニズム自体、すでにgoogleが非推奨としている 中で、何か簡単に文字列を変えるツールは無いものかと探しました。良いのがあります
- User-Agent Switcher and Manager – Chrome/Chromium用
- User-Agent Switcher and Manager – firefox用
Chromeでこれを試してみました。Debian上のChromeでWindowsのふりの設定ができます。
この設定をした後は、上記のようにユーザー・エージェントチェックに引っかかり前に進めなくなることはなく、どうも何事もなく前に進めていました。(最後までしたわけでは無いんですが…)
医療費控除やふるさと納税のために来年度確定申告する際には、これを試します。
NOTE: Chromiumでも、Googleアカウントにloginする必要はありますが、Chromeと同じextensionが導入できます。
マイナポータル
2023-09-24現在、スマホのQRコード読み取り機能を使って、上記同等のUser-Agent Switcherを設定したPC(Linux)のフラウザー経由でWindows 10環境のふりをすると「マイナポータル」へのログインをしてのアクセスが可能です。ポイントは以下です。
- マイナポータル ← このサイトにUser-Agent Switcherを設定したPC(Linux)でつなぎ、「ログイン」をする。
- スマホのマイナポータルのアプリを立ち上げる。
- スマホのマイナポータルのアプリでは、「ログイン」しない。(これは、スマホでのログイン用)
- スマホ画面下の真ん中の薄い「読取り」と書かれた、QRコードアイコンを押す。
- PC画面上のQRコードをスマホで読み込む。
- 言われたとおり、パスコードを入れたり、マイナンバーカードを読んだりする。
Previous Post | Top | Next Post |